KUMA-EDU onlineの紹介

KUMA-EDU onlineは、熊本大学教育学部が運営する「新たな教師の学び」に対応したオンライン研修コンテンツサイトです。
グローバル化・情報化が進展する現代社会において、教育を巡る状況そのものの変化もスピード感を増しています。特別な教育的支援を必要とする児童生徒の増加など子どもたちの多様化、深刻化している児童生徒性暴力の問題、情報化の加速度的進展といった社会的変化に対応するため、「令和の日本型学校教育」の構築が目指されています。
社会が日進月歩で変化することに伴い、教師自身も高度な専門職としてたゆみ なく新たな知識技能の修得に取り組み続ける必要がさらに高まっています。高度な専門職であるべき教師が、自らの地域や学校現場の課題の解決を通した学びを自律的に求めて深めていく「教師一人一人の個別最適な学び」が求められています。
KUMA-EDU onlineでは、熊本大学教育学部が培ってきた最新の教育研究に関する知見を研修コンテンツとして提供します。「新たな教師の学び」に資する質の高い研修コンテンツサイトを目指します。

*本サイトは令和5年度「文部科学省『新たな教師の学び』に対応したオンライン研修コンテンツ開発事業」により開発されました。

研修コンテンツの概要

通常の学級における特別支援教育の展開

小学校・中学校の通常学級における特別支援教育の展開について、その理論的背景や動向について解説します。2022年12月に発表された文科省調査にて、特別な教育的支援が必要な児童生徒の割合は8.8%に上ると報告されました。この研修では通常学級をよりインクルーシブにすることを目指して、ユニバーサルデザインの観点から通常学級での具体的な授業づくりや学級経営上の手立てについて、実例を交えながら紹介していきます。

教職員等の児童生徒性暴力等の予防のための必須となる知識と態度

教師等の児童生徒性暴力について、2022年4月に施行された児童生徒性暴力防止法の解説を始め、性暴力の発生の基礎的な理論について、予防の観点から説明します。また、校内研修で活用することのできる、架空の事例を用いた研修動画教材も前後編に分けて公開しています。性暴力の防止に向けて教師が個別に取り組むことのできる教材と、集団での研修に用いることのできる教材から構成された研修コンテンツです。

特別支援学校における情報教育・プログラミング教育の展開

プログラミング的思考を含んだ情報活用能力育成は、現行の学習指導要領から学習の基盤となる資質・能力として新たに明記されましたが、特に知的障害のある児童生徒が学ぶ特別支援学校では、情報活用能力育成やプログラミング教育が十分に広がらないことが全国的な課題となっています。この研修では、知的障害特別支援学校における情報活用能力の育成やプログラミング教育について、授業の様子や理論的な解説を交えて考えていきます。

申し込み方法

申し込みフォームより希望する研修を選択し、氏名、生年月日、連絡先(住所・電話番号・E-mailアドレス)及びご所属(学校名)を入力して送信してください(履修証明書発行のため本人確認が必要です)。確認後、KUMA-EDU online受講用IDとパスワード、研修用WEBシステムのURLをお送りします。
受講期間終了後、修了確認ができた方へは履修証明書を発行させていただきます(研修履歴を記録する場合にご利用ください)

受講条件

  • 学校教員(幼稚園・認定こども園含む)の方に限定させていただきます。
  • 複数名や学校単位での視聴をご希望の場合、申し込み時に備考欄にその旨ご記入ください。ただし個人への履修証明書は発行致しません。
  • 研修コンテンツの2次利用(動画の転載、資料の配布等)はご遠慮ください。